あたまつなぎ

建築設計をしている私の頭の整理と情報整理。建築を検討している方、私のあたまのなかを知りたい方 参考までに

デザインのあたま

 

守破離

利休『規矩作法 守り尽くして破るとも離るるとても本を忘るな』

 

真行草

利休「真を知り、行・草に至れば(作法や形態は)いかほど自由にくずそうと、その本性(質)はたがわぬ」

 

守破離は修行の段階を表し

真行草は美意識の段階を表す。

どちらも型をもって、それを崩していくさまを表している。

 

現代においては、様式が無くなりその型が何なのかが難しくなっている。

また、世の中に崩されたモノがあふれていて、その本質を見極める目こそが型探す事であり、自分の中の型を見つける事から始まり、離れ、崩し、新たなモノへと昇華させなければならない。

 

多くの修行では古典より型を身につける事から始めるのだが、

古典から脱却する事を目指した現代建築では、型を探す事から始める事なのかもしれない。

 

守破離の利休の言葉

『本を忘るな』のために

まず本を見つけよう

 

追記

世の中に新たなデザインがあふれている

そこに本となるものを見つける前に

身につけようとすると離れる事も崩す事も出来ない。

私は今どこにいるのだろう。